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渋 源泉めぐり |
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| 渋温泉街を流れる横湯川の少し上流に「比良の湯」と呼ばれる源泉の密集地があります。現在はこの源泉群を管理するため、地下約7mの深さに310mの隧道(トンネル)が掘られています。 |
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| この隧道に沿って湧き出る源泉は、小便地獄、笛吹地獄、熱地獄、血の池地獄、紺屋地獄の5つのグループに分かれ、それぞれ違った姿で湧き出した大量の温泉が、直下に広がる渋の各宿泊施設や浴場に運ばれているのです。
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| 木で作られた頑丈な二重の仕切りのさらに奥にこの源泉はあります。いかにも源泉といった力強さで温泉がボコボコと湧き出ており、まさに地球のエネルギーが集約され噴出している様は迫力満点です。 |
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仕切りを外すと中から笛の音。岩から噴出する高温の温泉と蒸気が音をたてているのです。
もうもうとたち上がる蒸気のために肉眼ではほとんど中が確認できませんが、笛の音から源泉の勢いを感じます。 |
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| 仕切りを取ったとたんに硫黄のにおいが鼻をつきます。渋温泉の泉質をにおいで体感させてくれる源泉です。 |
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この場所は岩盤が赤いため、いかにも地獄にふさわしい名前がつけられました。
視覚にも訴える源泉です。 |
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| 源泉をのぞくと、幻想的な光景が広がります。赤と白のコントラストが美しい岩から、透明な温泉が静かに湧き出ています。 |
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古くから湯治場として賑わったこの温泉地のシンボル「大湯」の直下にこの源泉はあります。地下にもぐるとそこにはたたみ四畳ほどの四角く掘られた大穴で、湧き出したお湯が満々と溜まっています。
この源泉穴は年に一度、溜まった湯を全てくみ上げて点検と清掃が街の人たちの力で行われます。清掃時に空になった源泉の穴に入ると高さ5mほどもある四方の壁から温泉が流れ出しています。ただし、もうもうと立ち込める湯気ですぐそこの壁もはっきりとは見えません。
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| 源泉直上の大湯では、湯口のついた桝状の湧き出し口の中央から、ボコボコと温泉が湧き出すのがわかります。昔は現在のような湯口がなく、湯舟の下から直接湧き出す仕組みだったようです。まさに本物中の本物、湧き出たばかりの源泉そのものに入る温泉と言ってもよいでしょう。 |
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渋温泉街にある38の源泉のほとんどは温泉街に点在しています。勢いよく自噴するそれらの源泉は、それぞれ異なる泉質を持っており、九つの外湯が違った効能を持つのもそのためなのです。
普段は送湯管がはまっているので、このように噴出す光景は源泉清掃の時だけ見られます。
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渋において、温泉は大地の恵み。だからこそ街の人々が自らその管理を心を込めて行ってきました。この土地には「お手馬(おてんま)」という方言があります。「お手前」と同じ語源と考えられるこの言葉は、自分達の事は自分達の力で行っていくことを意味しています。
自然から授かった温泉の管理を業者任せにするのではなく、代々の旅館の主人達が中心となり、力を合わせて大切に守り育ててきたのです。 |
| 年1回行われる大湯源泉の清掃。穴の中は湯気で全く見えません。ほとんどの源泉は月1回程度パイプの清掃などが行われます。
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